ぼくたちヴァンタスの歴史を遡ると八戸ワイナリーの誕生と大きく関係しています。
当時、八戸市南郷区の主力農産品だった葉タバコの減産が進み、地域経済へ大きな影響を与えることが問題になっていました。八戸の冷涼な気候と土壌成分などから代替作物としてブドウが検討され、2014年には八戸ワイン創出プロジェクトが立ち上がりました。
官民農が連携してプロジェクトは進められ、様々な勉強会やワイン会が開かれていく中、2016年には八戸市から認証を受け、2つのワイナリーが誕生します。
それが八戸ワイナリーと澤内醸造です。ヴァンタス代表の私工藤は八戸ワイナリーの創業時から計画に関わってきました。そして、2019年には南郷区に八戸ワイナリーの醸造所がオープンし、ブドウ栽培の会社も必要だということで八戸ヴィンヤードもスタートしました。ここまで携わる中で思い知ったのは、ワイン作りは経済的な戦いであるということです。苗木や栽培施設や資器材、醸造設備や建物など多額の資金や労働力が必要になりながら、報われるまでには多くの時間が必要となります。ましてや失敗すれば一年を無駄にしてしまいます。それでも、これだけ多くの方がワイン作りに魅せられていくのは、ワインは地域愛やロマンに溢れているからに他なりません。そして、ワイン文化は一つの「豊かな日常」の象徴です。普通の家庭の夕餉にテーブルワインを家族一緒に楽しむ姿をもっと広げていきたいとつよく思っております。ヴァンタスは経済的にも大都市圏よりも不利なこの地方都市に、一つの豊かさを形にした文化を広げることで、より毎日に幸せを感じられるようなまちをワイン販売を通じて創っていきたいと考えています。
八戸ワイナリーのアンテナショップの位置付けで、ワインショップVIN+(旧ワインショップMI-KO)がオープンしました。紆余曲折して2020年からは現在の株式会社ヴァンタスの運営で「ワイン専門店ヴァンタス」に店舗名を変更、2023年からは、日本一敷居は低いがワインを楽しめるワインバーを目指す「ワイン屋台サブログ」を八戸市みろく横丁にオープンしております。2025年からはもっとヴァンタスらしいアプローチで八戸のワインを楽しみたいと考え、『海の樹ワインズ』がスタートしました。これまではNANBUTIMESシリーズを八戸ワイナリーに委託して醸造してきた中、八戸以外の醸造家の皆さんとコラボすることで八戸のワインの新しい可能性を見つけることが出来るはずです。
「Wine for your life!」を合言葉に八戸にワイン文化を広げるべく、日々楽しみながら進んで行きます。これからもヴァンタスをどうぞよろしくお願いします。
株式会社ヴァンタス 代表取締役社長 工藤大地